2008年12月6日(Sat) 楽な生き方『メンタルレッスン』Vol.2
楽な生き方「メンタルレッスン」Vol.2
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誰だって、落ち込み、自己嫌悪に陥るときがあります。
そんな自分は、嫌だし苦しいもの。そして、もしそんな状態がずっと続いたら・・・
そんなときの心の仕組みと対処方法、家族友人がそうなったらどうすればよいかをお伝えします。
私の、カウンセリングの実例からお伝えいたします。
正常か異常か…感情を失くしてしまった男
彼は、ごくごく普通の会話ができる人でした。
しかし、よくよく見ると、目に生気はなく、表情は、まるでモノクロの写真を見るかのように単調そのものでした。
カウンセリングの始めから終わりまで、まったく表情を変えません。
彼は、普通の生活をし、仕事もごくごく普通にするのですが、なにか人生で足らないというのです。
彼は、喜びも、悲しみも感じられず、自分には、いつも天井から見るもう一人の自分がいて、パーティーとかで、皆と楽しもうかと思うと、『ダメだよ』って止めるというのです。
そういう理由で、いつも彼は孤立します。彼は、そういう運命であると思い込んでいるのです。
今では、自分も、友人たちも、そういう人格だと思い、疑問すらも持たなくなってしまったのです。
友人が、今日は楽しかったねと言ったとき、『あっ、じゃ、きっと楽しかったんだろう。でも、楽しいって、どういうこと?』という反応しかできないのです。
彼は、私に詰め寄りました。『私は普通に生活し、仕事もしているのですが、こんな私って、正常ですか、それとも異常なのでしょうか?』
自分の感情を、理解し言葉で表現することは、大変重要なことで、それができないと、心理面だけでなく、生理的にも障害が出ることがあるのです。
しかしこの方の場合は、少なくとも原因の一つは家庭環境にあったようです。一流大学に入るために父親から、楽しい話をすると、必ず『今、そんなことやっているときか!!』、『今、楽しんでいる場合か!!』と厳しく叱責されて、感情を表現することに罪悪感を持つことになったのです。
念願どおりの一流大学に入学できたものの、すでにそのときには、合格できたという喜びを感じなくなっていたと彼は言います。
目の当たりにする受験生の悲喜こもごもの合格風景に違和感すら感じたというのです。
その後も感情を表現する、そのたびに、無意識的に何かしら不快感とストレスを持ち続けます。
そして彼は、ついには、無意識で『それならば、いっそ、感情を抱かないほうが満足だ。楽だ。』という人生を選び、やがて自分の感情を封印することが習慣となったようなのです。
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